〈3/16〉ゲスト:竹田ダニエル | KANE and KOTFE
InterfmとTOKYO RAINBOW PRIDEがタッグを組み、ダイバーシティ、多様性のある社会が叫ばれる中で、毎回取り上げる様々なトピックスやゲストの方との会話を通し、まだまだ残る、様々な問題を可視化し、本当の意味での多様性と、愛のある社会を目指していく番組「Find Your Colors with TOKYO RAINBOW PRIDE」。
3/16(土)のゲストは、竹田ダニエルさんに、テイラー・スウィフトという社会現象についてお話しいただきます。
後半は、元消防士のKANEさんと元警察官のKOTFEさんの同性カップル、KANE and KOTFEさんをお迎えします!
レインボートピックス
世界中から集めた最新のニュースから、話題のイベント、映画、音楽、お店など、多様性のある社会に気づける、理解を深められる、参加できる、そんな様々なトピックスを取り上げて、紹介する「RAINBOW TOPICS」。
竹田ダニエルさんに、テイラー・スウィフトという社会現象についてお話しいただき、最後にはテイラー・スウィフトの『Crule Summer』を選曲していただきました。
今、テイラー・スウィフトは、幅広い年齢層に支持を得ており、世界の経済を動かすほどの人気がある。
カントリーをベースにスタートしたが、選挙について発言を始めたり、クィアを支持することを公言するなどアクティビスト的な側面を持つなど、現在の活動は多岐にわたる。
人気の高さから、様々な意見が飛び交うようになり、今後のスターとしての社会的責任についても問題が生じている。
THINK ABOUT THE FUTURE
様々な価値観を共有し、よりよい社会の方向性を模索していくゲストコーナー、「THINK ABOUT THE FUTURE」。
今週のゲストは、元消防士のKANEさんと元警察官のKOTFEさんの同性カップル、KANE and KOTFEさんをお迎えして、自分自身のセクシュアリティについて自覚しお二人が出会うまでの話をしていただきます。
この記事では、お二人が自分自身のセクシュアリティについて悩んでいた過去のお話を抜粋します。
セクシュアリティに悩んだ過去
ブルボンヌ :もういろんなメディアでね、引っ張りだこだと思うんだけど、プロフィールの、元消防士と元警察官のゲイカップルって、パワーワードだよね。
KOTFEさん :確かにね、よく言われるよね(笑)
KANEさん :いろんな人にね、よくぞで会ったって(笑)
ブルボンヌ :ほんと。なんか、もうそれだけで、もえきゅんな感じに思うひともいるのではないかっていうくらいの感じでね(笑)。でも、そういう二人が出会うまでにもいろいろあったと思うので、せっかくなのでまず、生い立ち的なところもお伺いしたいなと思うんですけど。順番的にはどちらにこういうの先に伺うといい?
KANE :僕的には、KOTFEくんが先のほうが。僕ちょっと、すごい得意ではないので(笑)。
ブルボンヌ :じゃあ、得意なKOTFEさんに先に聞いちゃいましょう。ちなみに、KOTFEさんは、先ほどの、こうへいさんをちょっとかわいく発音してKOTFEって感じ?
KOTFEさん :そうなんですよ。KOTFEって名前で活動した理由が、あの、姪っ子が2,3歳で小さかった頃に、こうへいって発音できなくて、コッフェ、コッフェって言ってて、「あ、それもらった」って思って。実は、mixiって昔はやったじゃないですか。mixiのハンドルネームでKOTFEって使ってたんですよ。
ブルボンヌ :あ、そのころからKOTFE。なんか、ちょっとね、ヨーロッパのお菓子とかでありそうな感じでいいわよね。
KOTFEさん :たしかに~(笑)
ブルボンヌ :おしゃれよ。そんなKOTFEさんは、ゲイということに気付くみたいのっていつ頃だったの?
KOTFEさん :そうですね、自分が気が付いたのが9歳のころ。小学校3年生のころに同級生の男の子を好きになって。
ブルボンヌ :早くない?結構。
KOTFEさん :そうなんすよね。ほんとに、ドラえもんでいう出木杉君みたいなほんとに勉強もできるし、スポーツもできるし、みたいな何でもできる優秀な子で。憧れって最初は思ってたんですけど、この胸のキュンっていうの?この胸の高鳴りは、、。これが恋かって小3で気付きました。
ブルボンヌ :あ~、あたしよりぜんぜんおませさん。
KOTFEさん :そうなんですか?
ブルボンヌ :あたし、べたな思春期と呼ばれる中学1,2年だったから。でも、その思いと社会との関係みたいのって、9歳、10歳なりに思うことがあった?
KOTFEさん :そうですね。誰に言われたわけじゃないんですけど、これは、いけないことなんだって9歳ながらに認識して。
ブルボンヌ :思うんだね。それって、やっぱり世の中で、カップルとかそういうものは、男の子と女の子だって、そういうことを感じ取ってたからこそ、自分はこれはヤバイみたいに思っちゃったってこと?
KOTFEさん :そうですね。やっぱり当時、TV全盛期っていうか。僕、お姉ちゃんが5つ6つ上に2人い、恋愛のドラマとかおませさんでよく見てたんですけど、やっぱり異性カップルしか見てなかったし。同性カップルっていうのは、描かれてなかったので、TVにロールモデルとして出られてる方も当時、僕としては認識がない。
ブルボンヌ :そっか、じゃあその思いを掲げて、その後どんな感じに?
KOTFEさん :そうですね。そこから、これは親にも友達にも言ってはいけないんだと心に蓋をして、19歳の大学1年生になるまで誰にも言わないで。親友たった一人にカミングアウトしたんですけど、それまではずっと抱え込みながらって感じですね。隠してましたね。
ブルボンヌ :じゃあ、実際のリアルなゲイの方との恋とか、そういった交流が生まれたのっていつ頃になるの?
KOTFEさん :お~、いいですね(笑)。なかなかそれ聞かれたことなくて(笑)。
ブルボンヌ :え、大事じゃない?(笑)
KOTFEさん :嬉しい(笑)
ブルボンヌ :ゲイ同士なら普通に最初どんな感じとか聞かない?(笑)
KOTFEさん :たしかに~(笑)。ちょうど9歳で自分がゲイって気付いたころから、武道の柔道を始めてたんですけどね、それでそれがありがたいことに、まあまあ成績を残し始めて、関東のほうの大学で柔道推薦いただけて、関東の大学にきたんです。
ブルボンヌ :へ~、ずっと柔道やられてて。しかも、推薦とれるくらいの技能の方だったのね。
KOTFEさん :いやいや、強くなかったんですけど。で、19歳で大学1年生で関東に出ていた時に、やっぱり自分と同じセクシュアリティの人と会いたいなって思って、新宿2丁目に繰り出しまして(笑)
ブルボンヌ :あ!行っちゃったのね、ドキドキしながら。
KOTFEさん :一人で、行っちゃいまして。そこでいろんな方と出会って。恋をしたりとか、同年代の友達とか、先輩方がキラキラされてるのを見て、自分ってこういう生き方あるんだなって感じました。
ブルボンヌ :ぱ~って世界が広がったんだ。
KOTFEさん :ぱ~っと世界が広がりました。
ブルボンヌ :大学である程度大人になった感覚の中で、新宿2丁目に行ってみるって、そこからは割と王道と言えば王道の広がり方だったのかも知れないね。
KOTFEさん :そうですね。
ブルボンヌ :逆に9歳から大学生までは、かなり悶々とした感じになっちゃった?
KOTFEさん :そうですね、してたんですけど、幸か不幸か僕には柔道というものがあったので、そこまでセクシュアリティについて深堀して考える時間とかなかったので、柔道を一所懸命するってことに情熱を注いでいたので、そこまであえて悩まずに蓋をして10年間。
ブルボンヌ :じゃあ、ときどきよく言われるね、「エロい雑念なんかスポーツをやって吹き飛ばせ!」みたいのが、意外とほんとにKOTFEさんの場合は、うまく機能してたのかもね(笑)。
KOTFEさん :そういわれえるとそう(笑)。修行だくらいの、やっぱり思春期なんでね、いろんな欲情は出てくるんですけども、いかんいかん柔道頑張ろうみたいな感じで。
ブルボンヌ :KANEさんは、自分の中の気づきみたいなのはいつごろなの?
KANEさん :高校卒業して、18とか19ぐらいの時にそうなのかもしれない…と。
ブルボンヌ:えっ、KOTFEさんと全然違う!
~KANEさんのお話しの続きはAuDeeにてぜひお聴きください!~
3月16日の「THINK ABOUT THE FUTURE」はこちら(AuDee)いかがだったでしょうか。
今回の放送が、皆さんにとって「自分らしく」いられるきっかけになっていると嬉しいです。
また次回もお楽しみに♪