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【活動報告】コミュニティスペース「Queer Space Tokyo」がオープンしました。

#Queer Space Tokyo

こんにちは。コミュニティ・ウェルネス事業部/Queer Space Tokyo運営担当のフォスターです。

NPO法人東京レインボープライドは、2026年1月16日、常設型コミュニティスペース「Queer Space Tokyo(クィアスペーストウキョウ)」をオープンしました。
本記事では、このコミュニティスペースがどのような背景から生まれ、どのような過程を経て開設に至ったのか、そして今後どのような場を目指していくのかを、制作の裏側を含めご紹介します。

年に一度の「Pride」から、365日の居場所へ

まずQueer Space Tokyoは、年に一度6月に企画している「Tokyo Pride」だけでは、LGBTQ+当事者が抱える日常的な悩みや迷いに、継続的に向き合うことが難しいという課題意識を背景に2025年に企画が立ち上がりました。

これまで、LGBTQ+の存在の可視化や場作り、社会へのメッセージの訴求という点で大きな役割を果たしてきた「Tokyo Pride」ですが、一方で、年に一度のイベントという性質上、当事者が日常の中で抱える悩みや迷いに、継続的に向き合い続けることには限界があるというジレンマがありました。

イベントが終わったあとも、「誰かと話したい」「安心できる場所に行きたい」と感じる瞬間は、日常の中に数多く存在します。しかし、参加者やボランティアのみなさまが、通年で気軽につながれる拠点は、十分に整っているとは言えませんでした。

また、私たちTRPスタッフ自身も、事務所はあるものの、物販や備品の保管が主な用途となり、人が集い、対話や活動が自然に生まれる場を持てていませんでした。
こうした背景から、Tokyo Prideで生まれたつながりを「非日常」で終わらせず、「日常」へとつなげる拠点として、Queer Space Tokyoを立ち上げることを決めました。

「誰もが使える」を実現するための場所づくり

Queer Space Tokyoの構想が具体化したのは、2025年4月ごろです。
私たちが最も大切にしたのは、「誰にでも使用でき、誰もが交流できる施設」であることでした。そのため、物件探しではバリアフリー環境を最優先条件に設定しました。

約3か月間で15件近くの物件を内見しましたが、建物の築年数によっては全く配慮されていないケースも多く、物件を探す過程そのものが、車椅子での移動や日常生活の困難さを実感する機会にもなりました。

広さや設備面で魅力的な物件に出会うこともありましたが、「誰もが使える」という方針に合わない場合は見送る判断を重ねました。その結果、2025年8月、やっと現在の物件と出会うことができました。主要駅から徒歩では少し距離があるものの、渋谷駅・六本木駅から都営バスで約10分というアクセスと、落ち着いた周辺環境、条件のバランスから、最も適した場所だと判断しました。

現在のQueer Space Tokyoでは、家具の多くを可動式とし、相談・学び・交流など、用途に応じて空間を柔軟に変えられる設計を採用しています。こうした準備を経て、2026年1月16日に、Queer Space Tokyoはオープンしました。

Queer Space Tokyoを「続いていく居場所」にするために

Queer Space Tokyoは、オープンがゴールではありません。ここからがスタートです。

今後は、LGBTQ+の人々が日常の中で直面しやすい「不安」や「迷い」を少しでも軽減し、自分らしい未来を描くための講座やプログラムを、段階的に展開していく予定です。また、個々の関心や背景に応じたコミュニティが育ち、自然なつながりが生まれる交流イベントも企画していきます。

こうした活動を継続的に行っていくためには、安定した運営基盤が欠かせません。Queer Space Tokyoは、利用者だけでなく、この場所の存在意義に共感してくださる多くの方々の支えによって成り立つ「ひらかれた拠点」です。

現在、Queer Space Tokyoでは寄付や協賛という形でのご支援も受け付けています。みなさまからのサポートは、スペースの維持管理だけでなく、参加費を抑えたプログラムの実施や、新たな取り組みへの挑戦につながっています。

プログラムの最新情報は、ウェブサイトやメールマガジンでご案内していきます。ぜひご登録のうえ、参加や応援など、ご自身に合った関わり方を見つけていただけたら嬉しいです。

Queer Space Tokyoが、誰かにとって「安心して立ち戻れる場所」であり続けられるように。
今後も企業・団体のみなさまと連携しながら、持続可能な運営体制の構築を目指してまいります。

執筆者:フォスター/コミュニティ・ウェルネス事業部 Queer Space Tokyo 運営担当

協賛社:Peatix Japan株式会社

家具寄付:IKEA Japan K.K. 


ご支援のお願い

Queer Space Tokyoは、利用する人だけでなく、この場所の存在意義に共感してくださるみなさまの支えによって成り立っています。寄付・協賛を通じて、このコミュニティスペースのこれからを一緒につくっていきませんか。
Queer Space Tokyoを支援する

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