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新しい期のはじまり――NPO法人東京レインボープライドのこれから

NPO法人東京レインボープライドは、新しい期を迎えました。
「すべての人が、自分らしく生きられる社会を実現する」——その理念のもとに、私たちは歩みを続けています。

前期は多くの皆さまに支えていただき、新しい一歩を踏み出すことができました。
心より感謝申し上げます。

前期の歩み

前年度は、共同代表理事の交代と体制刷新を経て、団体として大きな転換点を迎えました。
年に一度のプライドイベントは「Tokyo Pride」へと名称を変更し、プライドパレード&フェスティバル(Pride Parade & Festival )だけでなく、クィアアートエキシビジョン(Queer Art Exhibition)、ユースプライド(Youth Pride)、ヒューマンライツカンファレンス(Human Rights Conference)、プライドナイト(Pride Night)など、多様なコンテンツを展開しました。
6月のプライドマンスの時期に、代々木の場を越えて活動を広げることができました。

また、プライドマンスだけにとどまらず、年間を通じた活動を本格的に始め、コミュニティセンターの構想を含む場づくりや、法人向けのeラーニング開発など教育・啓発事業にも取り組み始めました。

活動に込める想い

LGBTQ+をはじめとするセクシュアルマイノリティが抱える様々な課題が解決するため、私たちは法整備が進むことを望んでいます。しかし、その先にある「日々の暮らし」が変わらなければ、社会は本当に平等になったとは言えません。

一人ひとりが日常の中で尊重され、自分らしく生きられる社会を実現するために、プライドマンスをはじめ、年間を通して社会が多様なイシューに向き合えるよう、東京レインボープライドは活動の幅を広げています。

これからのNPO法人東京レインボープライド(TRP)

今期は次の取り組みに注力します。

Tokyo Pride 2026の開催

2026年もプライドパレード&フェスティバル(Pride Parade & Festival )、クィア・アート・エキシビション(Queer Art Exhibition)、ユースプライド(Youth Pride)、ヒューマンライツカンファレンス(Human Rights Conference)、プライドナイト(Pride Night)を展開予定です。
Tokyo Prideを通して、社会へ向けて多角的に発信するとともに、コミュニティにとってのつながる場や表現の場として広げていきます。

コミュニティーセンター設立

LGBTQ+の人々が日常の中で安心して集い、より自分らしく生きていくための場を目指します。
来年1月の始動を目指します。

ユースやウェルネスを含むコミュニティ事業の強化

昨年から立ち上がったユース世代(10代・20代)を中心としたコミュニティYouthProjectの居場所づくりにも力を入れるとともに、センター設立を機に、これまでの活動で接点のなかった方々やより幅広い世代を巻き込んで誰もがより良く生きていけるためのコミュニティ・ウェルネス事業を強化していきます。

教育・啓発事業

企業に向けた研修やTRPが独自開発したeラーニングシステムを通じて、社会全体の理解を深め、職場や組織の変革を後押ししていきます。

最後に

これらの活動を安定的に継続し、社会から信頼される団体であり続けるために、東京レインボープライドは組織基盤の強化にも取り組みます。その一環として、認定NPOの取得を目指します。

NPO法人東京レインボープライドは、日々の暮らしの中で一人ひとりが安心して過ごせる社会を実現するために活動を続けています。その積み重ねが「プライド」を社会の文化として根づかせ、誰もが自分らしく生きられる社会を実現する力になると信じています。

すべての人が自分らしく生きられる未来へ向けて——新しい1年もみなさんと一緒に歩んでいきたいと思っています。これからの発信も、ぜひ楽しみにしていてください。

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