『TOKYO LOVE PARADE』無事に終了!

10月8日(月)体育の日に開催された『TOKYO LOVE PARADE』。新宿中央公園を出発点に、新宿2丁目にある新宿公園までの約2.5kmのコースを、4台のフロートに先導されて、新宿の街を行進しました。春に開催しているプライドパレードはいつも渋谷・原宿がコースなので、なんだかとても新鮮な気分でした。台風の動きが気がかりだった三連休の最終日、雨に降られることもなく、終えることができました。

パレードの後は、「マルイ メン」さんの屋上を借り(感謝!)、クロージングイベントを開催しました。前半は参加者からのスピーチで硬く熱く、そして後半は、歌手の清貴さん、佐藤ひらりさんの美しい歌声でやさしくやわらかく。ビルの屋上ということもあり、都会のどまんなかにいることを忘れるような心地よい風が流れ、パレードの余韻をさらに清々しいものにしてくれました。

今回の『TOKYO LOVE PARADE』は、「LGBTのカップルは生産性がない」「同性愛は趣味だ」といった国会議員の発言を発端に、「怒り」や「危機感」から声をあげた人たちと、「LOVE=愛」で連帯し、「LOVE」という言葉に思いを託して新宿の街を行進しましょうと、弊団体・東京レインボープライドが呼びかけたものでした。テーマとして、「LOVE & EQUALITY〜すべての命に平等を。」という言葉を掲げました。

今回の発言に対しては、障がい者や難病患者の方々からもすでに抗議の声が上がっていたこともあり、LGBTの枠を超えて、障がい者団体等にも声をかけ、「すべての命が平等に存在する社会でありたい」という願いを込めて、共に行進しました。

準備期間も短く、急な呼びかけとなりましたが、皆さまのおかげで3団体を含む約500名の方に参加していただき、大きな事故やトラブルもなく無事に終えることができました。

ご参加ご協力してくださった皆さん、本当にありがとうございました。

反省点は多々ありますが、皆さまからいただいたご意見やご指摘を真摯に受け止め、今後に生かしていきたいと思います。

最後に、この場で一つ確認しておきたいのは、TRPは、決して「対立」や「批判」を否定するものではありません。議論には批判は欠かせないですし、対立がより良いものを止揚することもあるでしょう。そこを踏まえた上で、今回、問題発言から3か月近くが過ぎた現時点で、どのように呼びかけるのがいいのか、どうすれば物事が前へ進むのか。TRPができることは何なのか。団体内で話し合っていく中で出てきたのが「LOVE」に託したTOKYO LOVE PARADEであり、「批判ではなく」という物言いや、「対話」という言葉でした。言葉足らずなところがあり、誤解や不信を生んでしまったとしたら、申し訳なく思います。ご理解・ご容赦いただければ幸いです。

 

先日、谷崎潤一郎賞を『焔』(新潮社刊)で受賞した作家の星野智幸さんは受賞のスピーチで以下のように述べられました。

「差別やヘイトスピーチといった憎悪の目的は、世の中を敵と味方に二分して争いを拡大させることです。社会中が憎み合って、どこもかしこも敵同士になることを望んでいるのです。憎悪の目的をくじけるのは、憎み合わず、叩き合わずにいる姿勢です。憎しみに洗脳されたくないと感じている人は誰であれ、分断されずに協調しあっていくことが肝心なのです。」(星野智幸さんのブログより)

 

分断されず協調し合って、これからも差別のない社会の実現を目指していきましょう。

「LOVE & EQUALITY〜すべての命に平等を。」

このメッセージに込めた思いが、一人でも多くの方に届きますように。

 

■関連ページ

*TOKYO LOVE PARADE開催告知

https://tokyorainbowpride.org/news/1617
https://tokyorainbowpride.org/news/1680