特集

<8/24放送>ゲスト:芦澤紀子(SpotifyJapan) |谷生俊美(映画プロデューサー)

#Find Your Colors

InterfmとTOKYO RAINBOW PRIDEがタッグを組み、ダイバーシティ、多様性のある社会が叫ばれる中で、毎回取り上げる様々なトピックスやゲストの方との会話を通し、まだまだ残る、様々な問題を可視化し、本当の意味での多様性と、愛のある社会を目指していく番組「Find Your Colors with TOKYO RAINBOW PRIDE」。

8/24(土)のゲストは、SpotifyJapanの芦澤紀子さん、後半は、映画プロデューサーの谷生俊美さんをお迎えします!

レインボートピックス

世界中から集めた最新のニュースから、話題のイベント、映画、音楽、お店など、多様性のある社会に気づける、理解を深められる、参加できる、そんな様々なトピックスを取り上げて、紹介する「RAINBOW TOPICS」。
SpotifyJapanの芦澤紀子さんにプライドと関係の深いアーティストについてお話しいただきました。

<YEARS & YEARSとSIRUPのコラボ>
イヤーズ&イヤーズはイギリス出身のシンガー・ソングライター、俳優であるオリー・アレクサンダーによるソロ・プロジェクト。自身がゲイであることを公表しており、LGBTQ+コミュニティを支援する活動家としても知られる。音楽活動でも評価される一方、英・人気ドラマシリーズ『It’s A Sin』で主演を務める、俳優活動そしてLGBTQ+コミュニティでの活躍にも大きな注目が寄せられている。SIRUPが以前コラボしたJoe Hertzとの「MAIGO」を聴き、今回のコラボが現実になった。
YEARS & YEARSプロフィール

<SHISHAMO>
Gt.Vo 宮崎朝子、Ba 松岡彩、Dr 吉川美冴貴からなるピースロックバンド。10~20代を中心に幅広い年代から支持を集めている。ドラムを担当するメンバー、吉川美冴貴はレズビアンであることを公表しており、2024年夏かねてから交際していた女性とパートナー宣誓を行ったことを発表し話題に。
SHISHAMOプロフィール

THINK ABOUT THE FUTURE

今週のゲストは、映画プロデューサーの谷生俊美さんをお迎えして、これまでのご経験とキャリアについてお話いただきます。
この記事では、日本テレビに入社後に女性として生きていくことを決めたターニングポイントとなったお話を抜粋します。

ブルボンヌ:テレビ局社員としてのお仕事が中東の特派員やエジプトのテロ事件の取材とか一般の人がなかなか目にはできないような世界のいろんなシーンを目の当たりにされたり取材されたりして。そういったことも”自分らしい生き様” を考える時にすごく大きな影響があったそうですね 。

谷生俊美:そうですね中東は5年間いたんですけれども、今もガザで戦争が起こってしまっています。戦争やテロばかりを取材するわけではないんですけど、やっぱり中東特派員という仕事柄、人の生き死にに関わる取材をすることがとても多かったんですね。

5年間ですごく大きな気づきというのがありまして。それは”人間って本当に簡単に死んでしまうんだな”と。テロが起きました、ショッピングセンターです、リゾート地です夕食時に起きましたと。駆けつけると日本と違って現状保存という考え方が緩かったりするのでそんなに時間が経ってない状態の中で中に入って行ってそこで中継しろっていう風に言われたりするんですね。そんな中で犠牲になった方々の衣服であったり小さい靴であったり、 本当に生々しい生の痕跡を見たりするとすごく心にもう、突き刺さるというか感じるんですよね。

ブルボンヌ:うんうん。

谷生俊美:そういう経験を繰り返すうちにこの人たちっていうのは自分が次の瞬間命を奪われるなんてこと全く想像もしてないんですよ。けれど悲しい現実に巻き込まれてしまって命が終わるっていうことになる。そんな現場を見てきたんですよね。そうすると、人間ってこんなに簡単に命が奪われてしまうんだな、と思ったんです。だったら後悔のないように生きなきゃダメだなというのが、すごく大きな気づきだったんです。とはいえ、中東なので治安も日本と比べると不安定ですし、社会情勢も流動的であるので中東だからそういうふうに感じたのかなと思って、2010年に日本に帰ってきました。そしたら翌年に起きたのが…

ブルボンヌ: 東日本大震災だったんだ。

谷生俊美:はい。その時もたまたまエジプトに出張してたんですけれども、目を疑うよう景色、光景を映像で見た時に思ったんですね。日本でも同じだなと。テロや戦争がなかったとしても自然災害、天変地異によってあるいは事故によってあっという間に命が奪われてしまうことが本当にあると。

ブルボンヌ:そうですね。

谷生俊美:だったら自分は女性として生きたい。鉤括弧付きの女性かもしれないけれど女性性を身につけて生きていきたいと。おっさんになるなら死んだ方がマシだと思ったというか…世の中のおっさんごめんなさいね。

ブルボンヌ:いえいえ(笑)もう本当にそれは無理!!って思われたんでしょうね。

谷生俊美:そうです、そうです。

ブルボンヌ:人って思い切りを背中を押してくれる瞬間があって動ける事って多いけど、それが過酷な地ではあったと思うけれど、なかなか人が見られない極限状態を見たからこそ”自分らしく生きる”ことに決心がついたってことね。


いかがだったでしょうか。

今回の放送が、皆さんにとって「自分らしく」いられるきっかけになっていると嬉しいです。

また次回もお楽しみに♪

AuDee

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