特集

<5/11放送>ゲスト:木津 毅 (ライター) | 長谷川ミラ(モデル・ラジオナビゲーター)

#Find Your Colors

InterfmとTOKYO RAINBOW PRIDEがタッグを組み、ダイバーシティ、多様性のある社会が叫ばれる中で、毎回取り上げる様々なトピックスやゲストの方との会話を通し、まだまだ残る、様々な問題を可視化し、本当の意味での多様性と、愛のある社会を目指していく番組「Find Your Colors with TOKYO RAINBOW PRIDE」。

5/11(土)のゲストは、ライターの木津毅さんに、プライド映画についてお話しいただきます。
後半は、モデル・ラジオナビゲーターの長谷川ミラさんをお迎えします!

レインボートピックス

世界中から集めた最新のニュースから、話題のイベント、映画、音楽、お店など、多様性のある社会に気づける、理解を深められる、参加できる、そんな様々なトピックスを取り上げて、紹介する「RAINBOW TOPICS」。
ライターの木津 毅さんに、社会運動を題材にしたプライド映画を2本紹介していただきました。

〈紹介作品〉

①『パレードへようこそ』
2014年公開のイギリスを舞台とした作品。
実在の団体レズビアンズ・アンド・ゲイズ・サポート・ザ・マイナが、1980年代半ばの炭鉱ストライキの際に炭鉱労働者へ金銭支援を行った話を映画化したものである。

②『ラスティン: ワシントンの「あの日」を作った男』
黒人であり、公民権運動家であったバイヤード・ラスティンの半生を描いた2023年公開のアメリカの伝記ドラマ映画である。
Netflixで視聴可能。

THINK ABOUT THE FUTURE

様々な価値観を共有し、よりよい社会の方向性を模索していくゲストコーナー、「THINK ABOUT THE FUTURE」。
今週のゲストは、モデル・ラジオナビゲーターの長谷川ミラさんをお迎えして、東京レインボープライド2024でのMCを振り返っていただきます。
この記事では、MCをおこなうにあたって長谷川ミラさんが抱えていた思いを抜粋します。

東京プライドパレード2024、MCへの思い

ブルボンヌ :プライドステージの司会、あの現場自体は初めてではなかったんだっけ?

長谷川ミラ :はい、東京レインボープライドは何度か行かせていただいていたのですが、MCというのは実はちょっと目標の一つじゃないですけど、MCっていう立場で、こういった社会問題について発信するっていうのが、自分としては一番理想の発信方法だったんですよ。

ブルボンヌ :一応あのいろんな理想がある中のひとつに入れてもらってたの?あのステージを。

長谷川ミラ :もう本当に嬉しかった。と同時にですよ、ここ数年、実はそのLGBTQ関連プライド関連の仕事はお断りさせてもらってて

ブルボンヌ :え、知らなかったー。

長谷川ミラ :そうなんです。

ブルボンヌ :えっと3、4年前のリモートせざるを得なかった時期のTRPのリモート出演してくれたよね。

長谷川ミラ :そうなんですよ、4年前させてもらって。その時に深く考えれば考えるほど、例えばアメリカだったり、ほかの国の状況考えてみると、お芝居やLGBTQの役があった時に、最近問題になってるいわゆるアライやLGBTQではない方がその役を演じるのはどうなのかっていう議論。

ブルボンヌ :あーはいはい。当事者以外が演じる問題ね。

長谷川ミラ :それがすごい当時議論を欧米ではされてたので、私自身もいくら発信する立場とはいえ、当事者ではないので、ここのポジション、せっかくのこの一枠を私で埋めるのはもったいないと。もっともっとここ(この立場)で、日本は特にご自身の言葉で発信する必要があると思ってたので、そこでやめたというか、お断りしてたんですよ。

ブルボンヌ :そんな深いお考えで!

長谷川ミラ :っていうか、誰も気にしてないと思うんですよ、別に。笑

ブルボンヌ :もっと出られるなら、出るみたいにしゃしゃるタイプじゃなかったの?

長谷川ミラ :違いますー!分かります、そういう感じによく見られるんですけど。(笑)勝手に誰も気にしないと思うんですよ、別に私がやろうがやるまいが。

ブルボンヌ :だけど、今聞いてめちゃくちゃちゃんとそこを考えていて。でも、確かにあの時は、イベントを応援するコメントとかはアライの方も当時もいっぱいいるし、むしろ受け手も嬉しいと思ってくれる人が多いと思うんだけど、あの俳優さんに関しては一部ね、あのトランスジェンダー役をやったりした俳優さんも当時は受けてしまったけど、今はもう受ける気がしないみたいなコメントを言ったりしてたもんね。

長谷川ミラ :そうなんです。そうなんです。なんですけども、今回、TRPの共同代表の文野さんに、私の番組にも何度か来ていただいてたりとか、関係値があったりとかしていたのと、30周年というタイミングと、あと3、4年前と大きく変わってません?そのコロナからね。

ブルボンヌ :どんどん変わってる〜。

長谷川ミラ :アライっていう言葉も知られてきてるし。

ブルボンヌ :実際ね、ちょっと前にたまたま当事者のね、あのまあ亡くなっちゃったりゅうちぇるちゃんとかブラスくんとか。当事者、まあゲイとか、まあトランス性表現のトランス性をオープンにしている人たちが続いてたけど、その前はね、フジテレビアナウンサー、安部知代お姉さんが何年も。

長谷川ミラ :あーそうだったですね!

ブルボンヌ :一緒にやってくれてたから。もうアライの権化みたいな方だった。

長谷川ミラ :(笑)

ブルボンヌ :だから全然アライの方が、ああいう進行役をやるのも。だってほら、社会ってやっぱりいわゆる少数派って言われちゃう人たちだけでは、特にあのイベントが目指している法制度とかは変えられない面もあるから、理解してくれる人がいっぱいいてこそっていうところもあるから、アライの参加は全然オッケーだと思うよ。

長谷川ミラ :いやでも私は、勝手に自分、自分事じゃないですけど。あと、そのりゅうちぇるくんのお話もあったじゃないですか。もう泣いちゃいましたね。

ブルボンヌ :そうだよ。ステージでさ。

長谷川ミラ :もう大号泣。

ブルボンヌ :そうなんだよね。オナン・スペルマーメイドさんもね。こう映像に出られたりして、それぞれ思い出深いお友達でしたからね。

長谷川ミラ :だからりゅうちぇるちゃんがいなくなってしまってから、私もずっと背中追いかけさせてもらってたけど、居なくなっちゃったから越せる背中いないじゃんみたいな。

ブルボンヌ :そうね。

長谷川ミラ :今こう明るくやっと言えるようになったんですけど。あのすごく距離が近かったわけではないんですが、お友達として先輩として。

ブルボンヌ :社会にメッセージを発信しているキャラクターとしては、思いが近いところがきっとあったんでしょうね。

長谷川ミラ :そうなんですよ。プライベートでも、よくしていただいてたので。ただなんかこう、去年のイベントを見に行ったので、りゅうちぇるちゃんが立っていた場所に私が立つっていう。なんかそういうのも。

ブルボンヌ :そういう意味ではもう前任者というかね、同じくMCをしていたりゅうちぇるちゃんの思いもあったからこそ受けてくれたところもあるんだね。

長谷川ミラ :勝手にそうです。

ブルボンヌ :でもそういうのってさこういう後からのね、尺のある機会がないと、そういう裏の思いみたいなので伝わらないし、今聞けて良かった人もいっぱいいると思うよ。


いかがだったでしょうか。

今回の放送が、皆さんにとって「自分らしく」いられるきっかけになっていると嬉しいです。

また次回もお楽しみに♪

5月11日のTHINK ABOUT THE FUTUREは、AuDeeにて配信しています。

AuDee

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