<4/27放送>山口有希子(パナソニックコネクト) | 杉山文野(東京レインボープライド 共同代表理事)
InterfmとTOKYO RAINBOW PRIDEがタッグを組み、ダイバーシティ、多様性のある社会が叫ばれる中で、毎回取り上げる様々なトピックスやゲストの方との会話を通し、まだまだ残る、様々な問題を可視化し、本当の意味での多様性と、愛のある社会を目指していく番組「Find Your Colors with TOKYO RAINBOW PRIDE」。
4/27(土)のゲストは、前半はTOKYO RAINBOW PRIDE 2024に賛同してくれたパートナー企業の中から、パナソニックコネクトの山口有希子さん、後半は 東京レインボープライド 共同代表理事の杉山文野です。
今回はTHINK ABOUT THE FUTUREのトークをお届けします。
THINK ABOUT THE FUTURE
様々な価値観を共有し、よりよい社会の方向性を模索していくゲストコーナー、「THINK ABOUT THE FUTURE」。
今回はNPO法人 東京レインボープライド 共同代表理事の杉山文野が、今年の「TOKYO RAINBOW PRIDE 2024」をブルボンヌさんと一緒に振り返りました。
この記事では、THINK ABOUT THE FUTUREでの杉山文野とブルボンヌさんによる「TOKYO RAINBOW PRIDE 2024」の裏話をお届けします。
ちゃんみなさん舞台袖での裏話からTRPの裏側について
ブルボンヌ:(ちゃんみなさん「Angel」を聴いて)この曲がね、もう本当に3日目、実質は2日目ですけど舞台袖でさ、実はこれでいよいよ30周年の区切りの大イベント、苦労したものが終わるねって感じで、文野がスタッフと一緒に舞台袖で泣き出しちゃって。私がちゃんみなさんがほんとにすごいなと思ったのが、純白のドレスで。
杉山文野:あれ素晴らしかったですね。
ブルボンヌ:踊ってたら、周りのダンサーたちが手に6色のペイントをつけてきて、それをただきれいじゃないんだよね。ちゃんみなの顔とか足とかも含めてほんとにボディーペインティングをレインボーで作ってくれて、それでそのままね。今度はレインボーになったちゃんみなが歌うっていうむちゃくちゃプライドのためのステージをやってくれて。
杉山文野:本当に…。でもあれも直前にTRPのステージのコンテンツの責任者のP社長のところに電話がきて、隣で「え!?何!?ステージでペンキ!?」とか電話してて(笑)
ブルボンヌ:そっかそっか、汚しちゃいけないから相談がきたんだね(笑)
杉山文野:「絶対無理無理そんなの!」とかいう会話を隣で聞いてたんですけど、ちゃんとステージにシートを敷いて‥っていうことになって結果的には素晴らしいパフォーマンスしてくださって。
ブルボンヌ:やっぱりアーティストさんのああいうのって、上から降ってくるものだから、その思いついたのを実現してくれたことでやっぱりあれだけの思いが伝わったっていうのもあるよね。
杉山文野:でも最後の残り10分。最後の10分でクロージングで、ブルさん達と一緒にね。そのほんとに1、2分前までPさんと肩抱き合いながら…その話思い出すだけでも涙が出そうなんですけど。その泣いてるのを見てブルさんも泣き出して(笑)
ブルボンヌ:まずちゃんみなのレインボーペインティングの神演出での涙が出はじめて、そしたら横で泣いてる文野達の、スタッフの涙でさらにで、最後出ていく時は「良い涙」とともに出て行けましたよ。
杉山文野:いろんな思いが、これまでの思いがあと10分で…この13ヶ月の準備が、と思ったらいろいろ思い出して思わず涙が…。
ブルボンヌ:そう、実はイベントの準備って半年前とかじゃなくて、13ヶ月前だから…前の年のイベントをやっているさらに前から始まってるってことだよね。
杉山文野:そう、来年の準備はもっと前から始まっていて、代々木公園の申請が13ヶ月なんです。なのでその日程を決めるためにいろんなスケジュールや何をどうしていくかっていうのがある程度見えてこないと会場の申請が出せないので…。
ブルボンヌ:でもさぁ、どんどん世の中それこそいろんな天災が起きたり戦争みたいなことになったりみたいな揺れ動く中で、13ヶ月前からもういろんな人たちが絡むものを組み立てるって無茶苦茶大変でしょう。
杉山文野:そうですね。だから13ヶ月後がどうなってるのかっていうのをある程度予想しながらって言ってもなかなかもう今1年先まで予想できないじゃないですか。
ブルボンヌ:できないよね…。予定組み立てたりいろいろしていく中で特に大変だったなぁと思ったこと…全部大変だと思うんだけど(笑)
杉山文野:そうですね、いつも言ってるのは多様な人たちの多様な意見って多様すぎてまとまらなくて(笑)
マイノリティを大事にって言いながら多数決で決めるわけにはいかないので、永遠と議論してるっていう。
ブルボンヌ:そっか、多様性を謳っているイベントだからこそ、そもそも人の考え方とか求めてるものは1つじゃないけれども、イベントっていう物理的な形を伴うものにするときには、どこらへんを仕切ったり区切ったりしていくかってことを、まずそれを東京レインボープライドさんのスタッフさんの中で「こうすべきだ」がたくさん衝突してきてできあがるの?
杉山文野:スタッフの中もそうですし、幅広くいろんな方のご意見を伺いながら進めてきたって意味でいうと、全く真逆の意見で「絶対これがいい」という意見が飛んできたりと。そういういろんなご意見がある中で、1つに集約していくっていう。それをどうするかっていうのみんなで議論しながら、あーもないこうでもないって永遠と、13ヶ月繰り返すっていう感じでした。
いかがだったでしょうか。
今回の放送が、皆さんにとって「自分らしく」いられるきっかけになっていると嬉しいです。
また次回もお楽しみに♪
4月27日のTHINK ABOUT THE FUTUREは、AuDeeにて配信しています。
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